体に水分が溜まる?湿邪とは


段々雨の日が多くなってきましたね。

梅雨に向かうこれからの時期に、体調を崩したことのある方も多いのではないでしょうか。

その原因は実は、体に水を溜め込みすぎているからかもしれません。
今回はそんな湿度が原因で起こる体調不良、湿邪について書いていきます!

湿邪(シツジャ)とは東方医学の言葉で、梅雨に入ると、身体が重い・だるい、食欲がないなどの湿度によっておこる体調不良のことを指すそうです。

東洋医学では、体内に溜まった「湿邪(水の邪気)」が「冷え」を引き起こし、血液の循環が滞って代謝が悪くなるとされています。

代謝が悪くなると、汗や尿で水分をしっかり排出できなくなり、むくみも起こりやすくなります。

湿邪は胃に停滞して、胃腸の機能を低下させ、食欲不振、残尿感、下痢、頭痛、だるさ、関節痛などの症状も起こってきます。

その他にも、偏頭痛、めまい、耳鳴り、自律神経のバランスが崩れやすくなるため、イライラしたり、ストレスを感じやすくなったりします。

湿邪対策としては

①湿度を40~60%に保つこと

②体内の水はけをよくする利水・利尿作用のある食材を食べる

③冷たい飲料を避ける

④体を冷やさず、下半身を特に温める

湿気による不調を感じたらこれらを意識してみましょう!

梅雨も元気に健康に過ごしましょうね。