ヘアアイロンによるヘアダメージと対策!

皆様はヘアアイロンを使いますか?

くせ毛の方は毎日ストレートするという方もいらっしゃると思いますし、元々ストレートでも毎日毛先だけ内巻きにするのに使ったり、巻き髪にしたりと用途は様々でヘビーユーズしている方も多いと思います。

僕も高校生の頃、パーマを当てる前は毎日ストレートアイロンでスタイリングをしていました。

そんなふうに男女、髪質関係なく我々の生活に浸透しているヘアアイロンですがなぜこれで形が付くのか、そして使い続けると髪の毛にどのような変化が起こるのか今回はお話ししていきます!

髪の毛にヘアアイロンをするとなぜ形がつくのでしょうか。

それは、髪の毛の水素結合という結合を利用しているからです。
水素結合というのは簡単に言うと乾く時に形が固定され、濡れると元に戻る結合のことです。

ヘアアイロンは、熱によって髪の毛にある水分を飛ばすことで形をつけているんですね。

これはドライヤーも原理自体は一緒で、ドライヤーも雑に乾かすとバサバサのまま固定されますし、綺麗に乾かすと艶が出てまとまるようになりますよね。

しかし、ヘアアイロンはかなりの高熱で行う作業のためどうしてもデメリットが存在します。

髪の毛の主成分はタンパク質でできていますが、ヘアアイロンを長期間使用することでこのタンパク質の性質が変化していってしまいます。

160℃以上の加温の繰り返しで弾力低下し、髪の中心付近のコルテックス内部の繊維構造が変性し、200℃以上では壊れます。
アイロンを使い続けると、弾力が低下するため、徐々に形が決まりにくく持ちも悪くなります。

この状態を卵で例えるとプルプルの生卵からゆで卵に変化するようなもので、ここから元のプルプルに戻ることは決してありません。

ですので、ヘアアイロンはスタイリングの強い味方なのですが同時にしっかりとしたケアが重要になるんですね。

では、ケアの仕方ですがまずは洗い流さないトリートメントでしっかり保護してから行うことです。

内部からしっかり補修しつつ表面を保護してくれる洗い流さないトリートメントは必須です。

また、髪質改善トリートメントも効果的です。

soraのピコトリートメントは熱に強く、普通ならアイロンを当てるのはできるだけやめてくださいと言われるところを、このトリートメントをした方にはむしろたくさんアイロンをしてくださいとお伝えしています。
アイロンで熱を与えることにより、ピコの成分が出てくれるのでアイロンを毎日される方には強い味方になってくれます。

また、oggi ottoの髪質改善ヘアエステの方も固まってしまったゆで卵状態の髪の毛に対して、コラーゲンという通常髪の毛には存在しないタンパク質を加えることで失われた柔らかさを取り戻してくれます。

毎日ヘアアイロンをされる方はこれらのケアをすることでアイロンをしても潤いのある艶やかな髪の毛を手に入れられますよ!

今回はヘアアイロンについてお話ししました。
皆様もヘアアイロンを使う時にはご自身の髪の毛と相談してしっかりケアをした上で取り扱ってくださいね!