キューティクルケアで髪の毛を守ろう!

皆さんはこのような髪の毛の断面図は見たことがありますか?

内側からメデュラ、コルテックス、キューティクルの順で層になっています。

【メデュラ(髄質)】
メデュラはタンパク質と脂質を主成分とする細胞で、髪の毛の中心にある組織です。
メデュラは空気を含み空洞となった蜂の巣状をしており、細胞が縦に連なって並んでいます。細胞は角化しておらず柔らかいのが特徴です。
毛髪のうるおいや弾力性を保っているといわれています。
また、太毛には存在し、細毛には存在しないことが多い部分です。

【コルテックス(皮質)】
髪の毛の内部を形づくるもので 組織で約90%を占めています。コルテックスは繊維状のケラチンタンパク質の集合体で、コルテックス細胞が縦に連なるように並んでいます。髪が縦に裂けやすいのはこのためです。コルテックスにはコルテックス細胞のほか、 髪の色を決めるメラニンも含まれています。メラニンが多い程、髪の色は黒よりになります。

【キューティクル(毛小皮)】
髪の毛の表面にあり、保護膜のような働きをしています。

キューティクルは、ケラチンというタンパク質でできていて、硬いうろこ状の膜が何枚も重なるように髪の表面を覆っているのが特徴です。
また、濡れると柔らかくなる特徴もあるので、濡れた髪のキューティクルは開いたり剥がれたりしやすくなります。

ところで、キューティクルの枚数ってご存じですか?

普通毛のキューティクルは4~6枚、
軟毛・細毛は2~3枚、
硬毛・太毛は7~10枚、

実は髪質によって枚数が全然違うんです!

外部の刺激によってキューティクルが剥がれ落ちてしまうと、髪の内部の水分やタンパク質などの栄養が流れ出てしまいます。

傷みすぎると、キューティクルが減り、枝毛や切れ毛の原因になります。
ダメージが強すぎると、キューティクルが全て剥がれてしまい、最終的にはゼロになることもあるんです。

そうなると、カラーやパーマ、縮毛矯正をしたくても希望の仕上がりにならなくなったり、施術できなくなります。。

枚数の少ない髪は、ダメージをうけやすくなります。

好きなデザインを楽しむためにも、予防ケアをすることをおすすめします♪

その方法として

1.シャンプー・トリートメントの選定

ホームケアは栄養価が高く、髪の状態に合うものを選ぶ

2.ドライヤーで乾かす
根本から乾かし、毛先の乾かしすぎに気をつける。毛先はキューティクルに沿って上から下に風を当てる。

3.熱から髪を守る流さないトリートメントを使う

4.ヘアアイロンの温度は高すぎないように注意する

160度以下が目安です!

5.過剰なブラッシングはしない

毎日のお手入れで、髪の毛の手触りが劇的に変わります!
いつまでも美髪を楽しむためにキューティクルをケアしましょう♪♪