巻き肩は睡眠不足の原因に


皆さん、良質な睡眠はとれていますか?
今や睡眠障害で悩まされている人は2400万人です。
なんと、5人に1人の割合です!

実はその睡眠障害を引き起こす原因として姿勢が関わっていたのです。

スマホの普及にともなって増えているのが、巻き肩と呼ばれる不良姿勢です。
巻き肩になると見た目がよくないだけでなく、さまざまな心身の不調を招いてしまうことも…。

巻き肩の原因としては寝方もあげられますが、なぜ寝方によって巻き肩のリスクが増すのでしょう。
今回は巻き肩の原因や自分でできる簡単な改善法をお伝えします。

原因①横向きで寝る
巻き肩になりやすい寝方としては、いわゆる横向き寝があげられます。
なぜなら、横を向いて寝ていると、重力の影響で肩に負担がかかり、肩の位置が前へスライドしやすくなるからです。
そのような姿勢を長く続けていると、筋肉が硬くなってしまい、巻き肩がクセになりやすいのです。
筋肉は使いすぎると硬くなるイメージがありますが、ずっと同じ姿勢をしていることでも硬くなります。

例えば、デスクワークでずっと同じ姿勢を続けていると肩がこりますよね。
それと同じで、たとえ就寝中に身体を休めているときであっても、ずっと同じ姿勢をしているとコリが生じる訳なのです。

原因②巻き肩になりやすい寝具
巻き肩の形成に影響を与えやすい寝具としては、枕と敷布団の2つがあげられます。
枕が高過ぎたり低過ぎたりすると、自由に寝がえりを打つことが難しくなり、同じ姿勢で寝る可能性が増します。
また、敷布団が柔らかすぎると、身体が深く沈みこんでしまい、やはり寝がえりが打ちづらくなります。
その結果、筋肉がこり固まってしまい、巻き肩のリスクを増すこととなります。

巻き肩の原因は実にさまざまで、先にあげた寝る時の姿勢の他、長時間に渡るデスクワークやスマホの見過ぎ、体幹の筋力の低下、視力の低下、運動不足、骨盤のゆがみなどいろいろな原因があげられています。

巻き肩を放置してしまうと…

  • 肩こりや頭痛
  • 目の疲れ
  • 睡眠の質の低下
  • 腰痛
  • 自律神経の乱れ

    巻き肩など身体の一部のバランスが崩れると、さまざまな悪影響を生じる可能性が増します。

巻き肩を改善するためには、次のようなことに気をつける必要があります。

  • パソコンやスマホなどを見過ぎない
  • 猫背にならないよう気をつける
  • 適度に身体を動かし筋力維持に努める
  • 寝返りが快適に打てる寝具を選ぶ

巻き肩は日常生活におけるクセが原因となって起こるため、日常生活の習慣を見直すことが重要です。
まず、パソコンやスマホを見過ぎないように意識しましょう。

仕事などでどうしても見なければならない場合は、できるだけ画面から目を離し、猫背にならないよう気をつけましょう。

また、運動不足が続くといわゆる体幹を支えるための筋力が低下し、やはり猫背や巻き肩といった不良姿勢のリスクを増すこととなります

朝起きた時に疲れを残していたり、十分に寝た気がしなかったりするようなら、寝具を見直すことも重要です。寝がえりが快適に打てる寝具を選びましょう。

少し見直すだけで良質な睡眠をとることができるので、ぜひ試してみてください!