髪の広がりをおさえよう!


最近、雨が降る日も増えてきました。
梅雨に近づいてきているなと実感しています。
そこで、今日は髪の毛の広がりの原因と対策についてお話していきます。

髪の毛が広がる原因としてあげられるのは、髪の毛のダメージとくせ毛です。

広がりは内部のミネラル不足と、外側のキューティクルと呼ばれる部分が影響しているといえます。
ダメージを受けたキューティクルの隙間から、髪の内部の水分が流出して乾燥するのです。
乾燥した髪は、空気中の湿気などを吸い込み、大きく膨れ上がります。
髪が膨らむことによってまとまりにくくなり、広がりを感じてしまうのです。
雨の日など湿気の多い日に髪が広がりやすいのは、このためです。

髪のキューティクルのダメージは、次のような原因が考えられます。
①摩擦によるダメージ
髪をこすり合わせると、表面のキューティクルを傷つけてしまいます。
髪が絡まっているのに無理やりシャンプーをしたり、ゴシゴシこするようにタオルドライをしたりすることにより、摩擦が起きてしまいます。
ヘアゴムによる摩擦も要注意です。

②熱によるダメージ
毎日の髪のお手入れで使用する、ドライヤーやヘアアイロンによる高温の熱も、髪にダメージを与えます。
髪の主成分であるたんぱく質は、乾いた状態で180℃、湿った状態で130℃程度からタンパク変性を起こしてしまうと言われているためです。

③紫外線
髪も日焼けをします。そのため紫外線を浴びすぎると、髪もやけどをして、乾燥が進んでしまいます。

他にも、ヘアカラーやパーマの後の処理が不十分だったり、髪の毛を自然乾燥させたりすることも原因となります。

くせ毛も、髪の広がりの原因です。
うねるようなくせがある方は、まとまりにくさを感じているでしょう。
こういったくせ毛は、もともとの髪質である場合も多いですが、過剰な汚れが毛穴をふさぐことによって、毛根から髪がまっすぐ生えにくくなり、うねりが出てしまうこともあるようですし、髪に十分な栄養分が行き渡っていない場合も多いです。

髪の広がりを防ぐ対策

①正しいシャンプー方法
・37〜38度のぬるま湯で1〜3分しっかりと流す
・(1シャン目)しっかり泡立てて、髪の汚れを取り、サッと流す
(2シャン目)指の腹で押し洗いか揉み洗いをする。頭皮をマッサージするように洗う
※ゴシゴシ洗わない
・毛穴に入ったシャンプー剤を完全に流すイメージで3分以上流す。
特にお顔周りや耳にシャンプーが残らないように注意する
・普通のトリートメントは地肌に付けずに髪に揉みこんで、ぬるま湯で流す。
頭皮用のトリートメントは地肌につけて揉み込む。

②正しいドライヤー
【ポイント1】20㎝離して
ドライヤーの吹き出し口付近の風は、とても高温で、髪にダメージを与えやすいです。
髪から20㎝ほど離して使用するようにして下さい。
【ポイント2】根元から毛先に向かって
キューティクルの流れに沿って、髪の根元から毛先に向かって風が流れるようにドライヤーを使用しましょう。
【ポイント3】オーバードライに注意
乾かしすぎると、髪の乾燥、広がりにつながります。
しっとりさを感じる程度で終わらせることが大切です。

③紫外線対策
紫外線によるダメージを防ぐためにも、髪の紫外線対策が必要です。
特に紫外線が強い夏は、髪用の日焼け止めスプレーや、帽子や日傘を使用しましょう。

これらのことを日頃から心がけていると、髪の毛から栄養が抜けだしにくくなり、綺麗になっていきます。

お手入れや、どんな商品が自分に合うのかわからない方はぜひお気軽にご相談くださいね!